自然遺産
遺産名：
青島フフシル（可可西里）
Qinghai Hoh Xil
国名：中国
登録年：2017年
登録基準：(vii)(x)
概要：
青海ホー・シルは、世界で最も大きく、最も高く、最も若い高原である広大な青海チベット高原の北東端に位置している。敷地面積は3,735,632 ha、緩衝地帯は2,290,904 haで、標高4,500 m以上の高山と草原地帯が広範囲に広がっている。「世界第三の極」とも呼ばれるホ・シルは、年間平均気温が氷点下、最低気温が-45℃に達することもある極寒の高原気候である。青海チベット高原の広大な平原面と盆地があり、地質学的な形成が続いている。これは、高原の湖の最も高い濃度を持つ領域であり、湖沼盆地と内陸の湖沼景観の例外的な多様性を示す高標高で。その広大な眺望と圧倒的な視覚的インパクトにより、この過酷で無人の原風景は、まるで時間が止まったような場所である。しかし、そこは絶えず変化する地形と生態系を示す場所でもある。
また、この地のユニークな地形と気候条件は、同様にユニークな生物多様性を育んでいます。植物種の3分の1以上と、それに依存するすべての草食哺乳類が高原固有種で、哺乳類全体でも6割が高原固有種である。湖西の湖水盆を囲む厳寒の高山草原と牧草地は、高原のチベットカモシカの集団の主な出産地であり、重要な移動パターンを支えている。この土地には、三江源からホ・キシルまでの完全な移動ルートがある。このルートは、青海チベットハイウェイと鉄道の横断という難題があるものの、現在知られているチベットカモシカの移動ルートの中で最も保護されている。
（世界遺産センターHPより）
