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カパック・ニャン:アンデスの道

2021年11月17日

文化遺産
遺産名:
カパック・ニャン:アンデスの道
Qhapaq Ñan, Andean Road System
国名:アルゼンチン、エクアドル、コロンビア、チリ、ペルー、ボリビア
登録年:2014年
登録基準:(ii)(iii)(iv)(vi)
概要:
インカ道( ケチュア語: Qhapaq Ñan〈カパック・ニャン〉)は、インカ帝国(タワンティン・スウユ)が整備した道路網である。インカの最盛期には、現在のペルー、ボリビアを中心としてチリ、アルゼンチン、エクアドル、コロンビアまで敷設されていた[2]。ケチュア語のカパック・ニャン とは「王の道」という意味である。2014年の第38回ユネスコ世界遺産委員会で、文化の道として6カ国共同で世界遺産に登録された。273もの構成資産からなるシルアル・ノミネーション・サイトで、6カ国にまたがるトランスバウンダリー・サイト

主要なインカ道 (Wikipediaより)

インカ帝国の正式な呼称はタワンティン・スウユ(Ta-wantin-suyu)で、4つの地方を意味する。各地はアンティ・スウユ(東方)、クンティ・スウユ(西方)、コリャ・スウユ(南方)、チンチャイ・スウユ(北方)と呼ばれた。首都のクスコからは東西南北の各地方へ向けて4本の王の道が建設された。インカ成立以前からアンデスには道路網が存在しており、インカはそれを発展させたと考えられている。インカ道には2つの大きな幹線があり、アンデス山脈に沿った道と、太平洋岸に沿った道である。この幹線を結ぶ道路が多数あり、交通網を形成していた。行政、軍事、宗教などの目的のために人間の移動や物資の輸送が行われ、インカの支配を支えた。インカ道の中でも王の道を利用できるのは公用のみであり、私用で通ることは禁止された[7]。インカ以前から使われていた交易路も再利用され、インカ道として整備された。

総延長はインカ最盛期の15世紀に6万キロメートルに達したといわれる。しかし、開発や自然環境の影響で消失が続いており、正確な長さの把握は困難となっている。インカはアンデス高地で発祥した文化であり、首都のクスコは標高3300メートルに位置するが、インカ道は領土の拡大にともなって東方の熱帯や西方の海岸線にいたるまで建設された。高低差は4千数百メートルにおよぶ。

(Wikipediaより)

動画による紹介

世界遺産クイズ

カパック・ニャン:アンデスの道について、正しいものはどれか

UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

https://whc.unesco.org/en/list/1459

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