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イエメン

城壁都市シバーム

2021年11月21日

文化遺産
遺産名:
城壁都市シバーム
Old Walled City of Shibam
国名:イエメン
登録年:1982年、2015年危機遺産登録
登録基準:(iii)(iv)(v)
概要:
シバームは、イエメン・ハドラマウト地方の都市。人口は約7,000人。かつて、シバームは、ハドラミ人のハドラマウト王国(紀元前8世紀 - 3世紀)の首都として数世紀に渡り繁栄した。シバームが有名なのは、ハドラマウト地方独特の高層住宅建築によっているところが大きく、1982年、ユネスコの世界遺産に登録された。シバームの住宅は全て、泥煉瓦によって構成されており、今日でも、500以上の5階から9階建ての高層建築が残っている。建物間には連絡橋が設けられ、自由に往来ができるようになっている。このような高層住宅が建設されたのは、洪水と遊牧民の襲来から町を守るためであった。

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シバームの歴史自体、2000年以上続いているが、現存の市街地に残る高層建築は、ほとんどが16世紀以降に建設されたものである。また、ここ数世紀の間に何度も何度も、破壊と再建を繰り返してきた。2008年10月にはハドラマウト地方を襲った豪雨が原因で洪水が起こり、これが原因で地盤が緩み本遺産にも一部の建物が倒壊するなどの被害が出た。2015年の第39回世界遺産委員会で危機にさらされている世界遺産(危機遺産)リストに加えられた。

(Wikipediaより)

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