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カメルーン

ジャー動物保護区

2021年11月25日

自然遺産
遺産名:
ジャー動物保護区
Dja Faunal Reserve
国名:カメルーン
登録年:1987年
登録基準:(ix)(x)
概要:
ジャー動物保護区は、カメルーンにある自然保護区。首都ヤウンデの東南約70kmにあたる。東西90km、南北40km、面積5260km2に及ぶ。全体の約8割が人口の希薄な東部州、約2割が都市化が進んだ南部州に属する。領域全体がジャー川の本流、支流に取り囲まれている。バカ(ピグミー)族のみ居住を認められている。

ユネスコの世界遺産に登録されている。選ばれた理由は、アフリカ州において、自然のままの姿が残された最大の熱帯雨林であること。フランス領だった1932年には一部地域の保護が始まり、1950年に自然保護区となった。2012年まではカメルーン唯一の世界遺産であった。(2012年に「サンガ川流域の3か国保護地域」にカメルーン、コンゴ、中央アフリカ共和国の3カ国からなる国立公園が世界遺産登録された。)

1500種の植物(うち43種が林冠を形成、53種が低木)と107種の哺乳類(うち5種は絶滅危惧種)が確認されている。特にサル目の哺乳類が豊かである。ニシローランドゴリラ、マンドリル、コロブスやタラポイン、マンガベイなどの各種のオナガザル、ガラゴやポト等のロリスが生息している。その他の哺乳類としては、ヒョウ、シタツンガやボンゴ等のアンテロープ、アフリカスイギュウ、イボイノシシ、モリイノシシ、変わった体表を備えるセンザンコウが見られる。哺乳類以外では、ニシキヘビ、ワニが住む。

(Wikipediaより)

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