ボヤナの教会 , MissDaisy44, Flickr

ブルガリア 検定1級

ボヤナの教会

2021年11月5日

文化遺産
遺産名:
ボヤナの教会
Boyana Church
国名:ブルガリア
登録年:1979年
登録基準:(ii)(iii)
概要:
ボヤナの教会は、ブルガリアの首都ソフィア郊外のボヤナ地区に建っているブルガリア正教会の教会堂である。ヴィトシャ山の麓にある。2階建ての教会の東翼は、元々10世紀後半ないし11世紀初頭に建てられたものであり、その後、第2次ブルガリア帝国の下で13世紀に中央棟が加えられた。西翼がさらに拡張され、現存する形が完成したのは19世紀半ばのことであった。それぞれの時代の姿をとどめつつ美しい調和を保っているこの教会は、1979年にユネスコの世界遺産に登録された。

ボヤナの教会は時代の異なる3棟の複合体で、13世紀に建てられた聖パンティレイモン教会を中心に、西側に最も古い聖ニコラ教会、東側にはオスマン亜帝国の時代に増築された教会がある。この教会の世界的な知名度は、主として1259年に遡るフレスコ画に負っている。それらは元来、より早い時期に描かれていたフレスコ画の上に上書きされたものであるが、東ヨーロッパの中世美術のなかでも、最も完全で保存状態の良いものである。それらの壁画は教会の壁面に描かれており、240人の人物像によって89の場面が展開されている。作者は不明であるが、タルノヴォ派の流れを汲む人物と考えられている。

拝廊にある18場面は聖ニコラオスの生涯を描いている。ここでは、描き手が同時代の視座で描いているものもある。「海での奇跡」では、船と水夫の帽子がヴェネツィアの艦船を思わせる。また、教会の北壁に描かれたこの教会のパトロンたちの肖像画群は、教会のフレスコ画の中でも最も印象的で真に迫るものである。その肖像画には、貴族カロヤンとその妻デシスラヴァあるいはブルガリア皇帝のコンスタンティン1世と皇妃イリーナなどを描いたものがある。

(Wikipediaより)

1314456126_8b753468a0_k
2971861461_ce6f79d845_k
3046943680_d5d90a0ffe_k
4655397314_22431aaefd_o
27472242711_47f04b5f27_k
43320692272_6af75c4eb7_k
previous arrow
next arrow
Shadow

(Flickrより)

関連動画へのリンク

ボヤナ教会(ユネスコ/ NHK)

世界遺産クイズ

ボヤナの教会について、正しいものはどれか

-ブルガリア, 検定1級
-