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ロシア

レナ石柱自然公園

2021年11月15日

自然遺産
遺産名:
レナ石柱自然公園
Lena Pillars Nature Park
国名:ロシア
登録年:2012年
登録基準:(viii)
概要:
レナ川の柱群は、ロシア連邦のシベリア極東部、レナ川沿いに見られる自然岩の地形であり、サハ共和国の首都ヤクーツクから上流約180キロメートル、ボートで1日もかからない距離の場所に存在している。柱群の高さは150メートルから300メートルで、カンブリア紀の海盆の隆起と、100度にもなる年較差がもたらす浸食作用で形成されたものである。一帯は1995年にレナ石柱自然公園(レンスキエ・ストルブイ自然公園)に指定され、2012年にはそれがUNESCOの世界遺産リストに登録された。

石柱群はカンブリア紀初期から中期にかけての石灰岩、泥灰土、ドロマイト、粘板岩などの層から成り、浸食作用によって険しく露出している 。これらの類型の岩々は、一般に海洋環境で形成されたものであり、水平方向の層状構造および垂直方向の変化は、深海にあったことを示す粘板岩とともに、海進や海退の様子を示している。

石柱群を形成した浸食作用は結氷砕石作用 (Cryoclastie) と呼ばれ、極端な大陸性気候がもたらす夏と冬の100度にもなる温度差の開きがもたらしたものである。凍結と解凍の作用で、水は表面から細い溝を穿ち、少しずつ岩の最も硬い部分を引き剥がし、現在残るような石柱群を形成したのである。

(Wikipediaより)

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