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イラン

イランのアルメニア教会修道院群

2021年11月22日

文化遺産
遺産名:
イランのアルメニア教会修道院群
Armenian Monastic Ensembles of Iran
国名:イラン
登録年:2008年
登録基準:(ii)(iii)(vi)
概要:
イランのアルメニア人修道院建造物群とは、2008年にUNESCOの世界遺産に登録された。聖タデウス修道院(西アーザルバーイジャーン州)、聖ステファノス修道院(東アーザルバーイジャーン州)、生神女マリア聖堂から構成されている。

イラン北西部に位置するこの地域は、キリスト教の揺籃期より、キリスト教(アルメニア正教)を受容してきた地域である。アルメニア人は、キリスト教を世界で最初に国教としたことで知られており、その信仰の中心地として、修道院が建設されてきた。

しかし、地質学的に地震が多い地域であることから、世界遺産に登録されている3つの物件は、大地震のあとに再建されたものである。聖ステファノス修道院の再建は、15世紀に実施されている。当時のイランを統治していたサファヴィー朝はアーザルバーイジャーン地方やアルメニアをめぐって、オスマン帝国と覇権を争っており、サファヴィー朝はアルメニア教会を保護する目的もあり、再建を支援した。

また、聖タデウス修道院の再建は1814年のガージャール朝の王子であるアッバース・ミールザーの手によって行われた。ロシア帝国に圧迫されたガージャール朝もまた、アルメニア教会を保護する目的もあり、再建を支援した。

(Wikipediaより)

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