ウルグアイ 文化的景観

フライ・ベントスの産業景観

2021年11月18日

文化遺産、文化的景観
遺産名:
フライ・ベントスの産業景観
Fray Bentos Industrial Landscape
国名:ウルグアイ
登録年:2015年
登録基準:(ii)(iv)
概要:
フライ・ベントス(Fray Bentos)は、ウルグアイ南西部に位置するリオ・ネグロ県の県都である。ウルグアイ川に面する港は、ウルグアイ国内における重要な港湾の一つとなっている。フライ・ベントスは食肉加工産業とともに発展し、産業の中心を担ったアングロ食肉加工工場は、最盛期に50カ国以上から5,000人以上の労働者を雇い、「世界の台所」と呼ばれるまでに発展を遂げた。しかし、1964年に工場の缶詰に由来する腸チフスの大流行を招いたことと、産業構造の変化により次第に衰退し、1979年に工場は閉鎖され、その歴史的な役割を終えた。閉鎖された食肉加工工場を含むフライ・ベントスの産業遺産は、2015年に「フライ・ベントスの産業景観」の名称で世界遺産リストに登録された。21世紀に入り、フライ・ベントスに外国企業の投資による世界最大規模のパルプ工場が建設された。しかし、パルプ工場の建設をめぐるウルグアイ川の環境問題は、21世紀におけるウルグアイとアルゼンチンの最大の政治的紛争となった。

(Wikipediaより)

動画による紹介

UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

https://whc.unesco.org/en/list/1464

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