文化的景観
遺産名:
ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域
Sanctuary of Bom Jesus do Monte in Braga
国名:ポルトガル
登録年:2019年
登録基準:(iv)
概要:
ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域は、エスピーニョ山山頂にあるボン・ジェスス教会を中心とした聖域で、プロテスタントに対抗するため16世紀のトリトレント公会議以降にカトリックにより築かれたサクロ・モンテのひとつである。ボン・ジェズス教会に続く山の西斜面沿いに十字架の道(Via Crucis)が築かれ、その道沿いにキリストの受難をモチーフにした彫像を収めた礼拝堂が並んでいる。十字架の道は1784年から1811年にかけて整備された。聖堂の白いファサードと正面に折り重なる階段、噴水はバロック様式で飾られている。
聖十字架に捧げられたこの礼拝堂は、15 世紀と 16 世紀に再建された。1629 年に巡礼教会が建設され、Bom Jesus (善きイエス) に捧げられ、6 つの礼拝堂がキリストの受難に捧げられた。
現在のサンクチュアリは、ブラガ大司教ロドリゴ デ モウラ テレスの後援により、1722 年に建設が開始された。彼の紋章は、階段の始まりにある門の上に見られる。彼の指揮の下、十字架通りに捧げられたチャペルを備えた最初の階段列が完成した。各チャペルは、キリストの受難を描いたテラコッタの彫刻で飾られている。彼はまた、ジグザグ形で五感に捧げられた階段の次のセグメントを後援した。各感覚 (視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚) は、異なる泉によって表されている。この階段の終わりには、建築家マヌエル ピント ビラロボスによって 1725 年頃にバロック様式の教会が建てられた。
(Wikipediaより)