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イラク

エルビル城塞

2021年11月20日

文化遺産
遺産名:
エルビル城塞
Erbil Citadel
国名:イラク
登録年:2014年
登録基準:(iv)
概要:
アルビールの城塞を誰が作ったのかはわかっていない。紀元前2300年頃のエブラ・タブレット(英語版)にてアルビールの城塞が触れられており、これが文献に残るものとしては最も早いものとなる。その後様々な勢力の支配を受けながら新アッシリア帝国の時代までには重要な都市として位置づけられるようになった。アッシュールバニパル王は少なくともその治世の一期間にアルビールに宮殿を置いていたようである。そしてローマの時代にはキリスト教の中心地のひとつとなっている。しかし7世紀以降はイスラム教の勢力圏に組み込まれ、1258年に6ヵ月に及ぶ籠城の末にモンゴル帝国に城塞を攻め落とされて後はアルビールは都市としての重要性を低下させていった。

丘の上の建造物群はおよそ430×340メートルの楕円の中に拡がっており、面積は10万2千平方メートルに及ぶ。現在唯一残っている宗教施設はムラ・エフェンディモスクとなる。丘は周囲の平野よりも25メートルから32メートル高くなっている。オリジナルの土壌は現在の表面から測った36メートル地下に見つかっている。再生事業の始まる以前は城塞都市は3つの地区(マハッラ)に分かれていた。東の地区には名家が集まり、西には職人たちが暮らしていた。

(Wikipediaより)

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