Flickr

ベトナム 検定1級

ミーソン聖域

2021年11月22日

文化遺産
遺産名:
ミーソン聖域
My Son Sanctuary
国名:ベトナム
登録年:1999年
登録基準:(ii)(iii)
概要:
ミーソン聖域は、サンスクリットによる正式名称を『シュリーシャーナバドレーシュヴァラ』といい、チャンパ王国の宗教(ヒンドゥー教シヴァ派)の聖域であり、聖山マハーパルヴァタを望むクアンナム省ズイスエン県ミーソン圏谷にある。

ミーソンには、レンガ作りのチャンパ塔など7世紀から13世紀にかけての遺構が残っているが、ベトナム戦争当時の爆撃によってかなり破壊されている。遺跡の近くを大河トゥボン川が流れており、川の女神を祀る秋盆夫人祠とサンスクリット碑文がある。トゥボン川の中流には、王都チャキエウ遺跡があり、河口には近世に日本人町が栄えた港町ホイアンがある。

建造物は、グプタ様式や先アンコール期の影響が見られる。建造物には、セメントや漆喰などの接着剤を使った形跡が無く、チャンパ人の当時の技術力の高さを物語っている。チャム族の伝承によれば、チャンパの彫刻工人・建塔工人の多くは、徴用労働者として動員された山岳民族である。周囲に住む山岳民族カトゥ族は、現在でも有名な木彫職人を輩出している。

ミーソン聖域は、20世紀初頭にフランス人によって発見され、フランス極東学院 (EFEO) のパルマンチェ、クレイらにより数次にわたり修復・補強がなされた。その一方、フランス領インドシナ統治時代に盗掘を受け、美術品の多くが失われた。また、ベトナム戦争で南ベトナム解放民族戦線アジト掃討のため、アメリカ空軍・B-52の爆撃を受け、大半の遺跡が破壊された。

(Wikipediaより)

関連動画へのリンク

世界遺産クイズ

ミーソン聖域の説明として、正しいものはどれか

-ベトナム, 検定1級
-