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イスラエル

カルメル山の人類の進化を示す遺跡群:ナハル・メアロット/ワディ・エル・ムガラ洞窟

2021年11月22日

文化遺産
遺産名:
カルメル山の人類の進化を示す遺跡群:ナハル・メアロット/ワディ・エル・ムガラ洞窟
Sites of Human Evolution at Mount Carmel: The Nahal Me’arot / Wadi el-Mughara Caves
国名:イスラエル
登録年:2012年
登録基準:(iii)(v)
概要:
ナハル・メアロットは、イスラエルのカルメル山西側斜面にある渓谷で、ヘブライ語で「洞窟群の渓谷」を意味する。その名が示すように、人類の進化の研究上重要な4つの洞窟群が残っている地域であり、およそ50万年前からの進化の推移を伝える点や、ネアンデルタール人と現生人類の関わりを示す遺跡が存在する点などが評価され、「人類の進化を示すカルメル山の遺跡群:ナハル・メアロット(ワディ・エル=ムガーラ)の洞窟群」の名で2012年にUNESCOの世界遺産リストに登録された。

ナハル・メアロットにあるのはタブーン、スフール、エル=ワド、ジャマルの4つの洞窟であり、世界遺産登録地域と一致している。それらの洞窟のうち、最初の3洞窟は、1929年にイギリスのドロシー・ギャロッドらの調査隊が初めて本格的に調査した。この調査は1934年まで続き、ギャロッドは帰国後の1939年に女性初のケンブリッジ大学考古学のディズニー教授職になった。ギャロッドらの調査は、初期のネアンデルタール研究史において重要な調査のひとつであったと見なされている。

(Wikipediaより)

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