ンクルンビンビ, Flickr

アンゴラ

ンバンザ・コンゴ:旧コンゴ王国の首都遺跡

2021年11月24日

文化遺産
遺産名:
ンバンザ・コンゴ:旧コンゴ王国の首都遺跡
Mbanza Kongo, Vestiges of the Capital of the former Kingdom of Kongo
国名:アンゴラ
登録年:2017年
登録基準:(iii)(iv)
概要:
ンバンザ=コンゴは、かつてはサン・サルヴァドール(ポルトガル語)としても知られていたアンゴラ北西部ザイーレ州の州都である。アンゴラとコンゴ民主共和国の国境付近に位置している。2017年にその歴史地区が世界遺産リストに加えられた。

ンバンザ=コンゴはかつて南部アフリカの大西洋岸からンキシ川までに至ったコンゴ王国の支配者マニコンゴの拠点であった。マニコンゴの裁判の木ジャランクウォを、現在でも王宮と今日の王室博物館のある商業地域から見ることが出来る。

この街はまた、多くのアンゴラ人がブラックアフリカ最古の教会だと主張する16世紀の大聖堂(1549年建設)の廃墟でも知られる。教会は、地元ではンクルンビンビ('nkulumbimbi')として知られ、一夜の天使によって建設されたと言われている。1596年に大聖堂に昇格した。ヨハネ・パウロ2世が1992年にアンゴラを訪問した際にここを訪れた。その他の歴史的に重要な場所として空港付近のアフォンソ1世の母の記念碑が挙げられる。この記念碑は1680年代に始まった、国王が「偶像」を首に巻きつけて決して手放そうとしなかった母を生き埋めにしたという民間伝説を記念している。

アフォンソ1世の時代に、宮殿や一部の教会などの石造建築が加わった。町はコンゴ王国の拡大とともに実質的に成長し、1630年代の教会の報告書は4,000人から5,000人の洗礼者が市内で洗礼を受け、近隣の後背地(渓谷が取り巻いていたらしい)と合計して人口は100,000人に達した。これらの内、およそ30,000人が山中に住み、残りは市の周囲の渓谷に住んでいた。

(Wikipediaより)

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