タキエンタ, Flickr

トーゴ 文化的景観 検定1級

クタマク:バタマリバ人の土地

2021年11月24日

文化遺産、文化的景観
遺産名:
クタマク:バタマリバ人の土地
Koutammakou, the Land of the Batammariba
国名:トーゴ
登録年:2004年
登録基準:(v)(vi)
概要:
クタマクは、トーゴ北東部カラ州近辺に広がる、バタマリバ人の居住地になっている一地域の名称。タキヤンタ (Takienta) と呼ばれる独特の泥の住居群などが織りなす文化的景観が評価され、ユネスコの世界遺産に登録された。2013年現在では、トーゴで唯一の世界遺産である。

タキヤンタはクタマクの特徴的な住居である。これは泥で出来た複数階建ての塔になっているもので、これが整然と並んで立つことで縞模様を形成している。

タキエンタ, Flickr

住居群は氏族と関連付けられて立っていることから社会構造と密接に結びついている。また、ドアは口、窓は目といった具合に、建物の構造と人体に照応関係を見出しているという点で、彼らの宗教観にも結びついている。

タキエンタ, Flickr

バタマリバ人がいつからこの地のタキヤンタを築いたのかは明らかになっていない。彼ら自身の口承によれば、元々はより北の地域でモシ人などと共存していたが、数百年前にこの地に移り、住むようになったのだという。タキヤンタに関する最古の記録は、19世紀末のもので、写真が残っている。それを参照した結果として、当時のタキヤンタは現在のものよりも規模が大きかったことが明らかになっている。

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(Wikipediaより)

動画による紹介

Koutammakou, the Land of the Batammariba (UNESCO/NHK)

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