Flickr

タンザニア 検定1級

セルー動物保護区

2021年11月25日

危機遺産
遺産名:
セルー動物保護区
Selous Game Reserve
国名:タンザニア
登録年:1982年
登録基準:(ix)(x)
概要:
セルー猟獣保護区は、タンザニアにある動物たちの保護区。その名前(ここでの "Game" は狩の対象となる鳥や獣のこと)が表すように、元々は狩猟用の保護区として設定されたものであったが、現在は狩猟が禁止された純粋な保護区となっている。大型哺乳類が万単位で生息し、動物保護区としては世界最大級の面積を誇る。その動物相の多彩さと規模、および人の手がほとんど入ってこなかった点が評価され、ユネスコの世界遺産にも登録されている。

この地域は、1896年にドイツのタンガニーカ総督ヘルマン・フォン・ウィスマンによって保護区に指定され、1905年に狩猟保護区となった。保護区の名前は、有名な大物ハンターであり、初期の自然保護主義者であったフレデリック・セラスが、第一次世界大戦中にドイツ軍と戦っていた1917年にこの地域のベホベホで亡くなったことにちなんで付けられた。当時ドイツ領東アフリカに含まれていたルフィジ川沿いのこの一帯2500km2を、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が妻アウグステ・ヴィクトリアに贈ったのが最初である。当初は狩猟の好きなアウグステのための独占的な狩猟場として設定されていた

世界最大のアフリカゾウの生息地だったが、象牙目的の密猟が横行し、危機遺産の登録された。

1976年には、セラスゲーム保護区には当時世界最大の個体数であった約109,000頭の象が生息していたが、2013年には約13,000頭にまで減少し、そのうち2009年から2013年にかけては66%もの減少が見られた。 情報源は、密猟者を助ける腐敗した政治家、役人、ビジネスマンを非難している。保護区の大部分は、いくつかの民間の狩猟許可証によって狩猟用に確保されているが、ルフィジ川に沿った公園北部の一部は写真撮影用のゾーンに指定されており、人気の観光地となっている。

(Wikipediaより)

動画による紹介

世界遺産クイズ

セルー動物保護区の説明として、正しいものはどれか

-タンザニア, 検定1級
-