検定1級（第27回）

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全20問　試験時間 20分　合格基準 100点満点中70点以上.
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オルホン渓谷の文化的景観について、正しいものはどれか

モンゴル高原最大の砂漠が含まれている。

石碑には、遊牧系最古の文字とされる突厥文字が刻まれている。

1000年に及ぶ遊牧民の伝統を例証する遺産である。

2015年に登録されたモンゴルの文化遺産。

バガンの説明として、正しいものはどれか

仏塔の数は、3000を超えるといわれている。

メコン川の流域に仏塔やパゴダが林立している。

1998年に登録されたミャンマーの世界遺産。

東南アジア屈指のヒンドゥー教遺跡。

チャムパーサックの文化的景観にあるワットプーと関連古代遺跡群について、正しいものはどれか

クメール人の宗教であったヒンドゥー教をコンセプトにして作られた遺跡

2010年に登録されたラオスの世界遺産。

ワットプーは自然と人間の関係を仏教的に表現しようとしたものである。

チャムパーサックの文明は14世紀以降に成立した。

ジャール平原：シェンクワーン県の巨大石壺遺跡群

このエリアにかつて巨人の種族がいた証拠だと考えられている。

これらの石壺は古代モン・クメール族によって使用されたと考えられる。

イギリス人考古学者のマーガレット・ミードが遺跡を詳しく調査した。

1998年に登録されたラオスの世界遺産。

ジャームのミナレットと考古遺跡群について、正しいものはどれか

2015年に登録されたアフガニスタンの文化遺産。

ゴール朝の最盛期だった15世紀に建てられたミナレット。

ミナレット建設の目的は宗教的なものだった。

ゴール朝における建築技術の最高峰とも言われる。

カカティーヤ・ルドレスワラ（ラマッパ）寺院の説明として、正しいものはどれか

2021年に登録されたイランの文化遺産。

8世紀のカカティヤン時代に建てられた仏教寺院

寺院の彫刻は地域の舞踊習慣やカカティヤン文化を表現している。

建物の特徴は、ピラミッド型の屋根をもった木造建築である。

ドーラビラ：ハラッパー文明の都市について、正しいものはどれか

古代要塞都市ドフラヴィーラと墓地からなる。

この遺跡には紀元前1000年〜500年頃居住されていた。

2021年に登録されたパキスタンの文化遺産。

この都市遺跡は飢饉で滅亡したという証拠がある。

カジランガ国立公園の説明として、正しいものはどれか

インドサイの最大の生息地となっている。

カジランガが自然保護の対象となったのは1945年以降である。

カジランガ国立公園はアフリカ最大のサイの生育地域である。

2000年に登録されたインドの世界遺産である。

ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園の説明として、正しいものはどれか

花の谷国立公園の発見者は登山家のトーマス・カーライルである。

ナンダ・デヴィは「祝福された女神」という意味で、聖なる山とされてきた。

ナンダ・デヴィは、インドの最高峰である。

1995年に登録されたインドの自然遺産である。

10.

カンチェンジュンガ国立公園の説明として、正しいものはどれか

カンチェンジュンガは世界第二の高峰である。

ジャコウジカ、ユキヒョウ、ウンピョウ、ヒマラヤタールなどが棲息している。

2016年に登録されたインドの自然遺産である。

生物圏保護区には指定されていない。

11.

ムンバイにあるヴィクトリア朝ゴシックとアール・デコの建造物群について、正しいものはどれか

2004年に登録されたインドの文化遺産である。

ムンバイ大学はアールデコ様式の建物である。

ビクトリア朝ゴシック様式の建物は、楕円形の西側に隣接してある。

ムンバイのランドマークであるラジャバイ時計塔はその代表例である。

12.

エレファンタ島の石窟寺院群について、正しいものはどれか

エレファント島の彫刻の多くは、イギリス人による銃の標的で破壊された。

壁面に残る3面のシヴァ神は、高さ5.7メートルある。

石窟寺院には、多くの仏像が彫られており、仏教信仰の中心になっている。

1995年に登録されたインドの文化遺産。

13.

デリーのクトゥブ・ミナールとその関連施設について、正しいものはどれか

1500年頃、クトゥブッディーン・アイバクによって建てられた。

世界でもっとも高いミナレットである。

インド最古のミナレットとされる。

クトゥブ・モスクと呼ばれるこの建物は、「ヒンドゥの力」を意味する。

14.

ラジャスタン州のジャイプール市街について、正しいものはどれか

ジャイプールは「ジャイの砦」を意味する。

ヴィクトリア女王が訪問したときに街の建物をピンクに塗った。

2010年に登録されたインドの世界遺産。

約10kmの赤い城壁に囲まれ、別名「ピンク・シティー」と呼ばれる。

15.

ファテープル・シークリーの説明として、正しいものはどれか

ほとんどの建築物が石灰岩によって建設されている。

ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって建設された都市。

ラホールから遷都され、約300年間都としていた。

1996年に登録されたインドの世界遺産。

16.

ハンピの都市遺跡について、正しいものはどれか

ハンピ北東端のヴィッタラ寺院は、ヴィジャヤナガル様式の最高傑作。

ハンピは、かつてのトプカピ王国の首都である。

ハンピは、1998年に登録されたインドの世界遺産である。

ヴィルーパークシャ寺院はガンジス川沿いにある。

17.

レッドフォート建造物群の説明として、正しいものはどれか

ムガル帝国第2代皇帝シャー・ジャハーンが築いた都。

2021年に登録されたインドの世界遺産。

名称の由来ともなった城壁の赤い色は、建材の赤砂岩である。

1539年から20年をかけて1559年に完成した。

18.

シャフリサブズの歴史地区について、正しいものはどれか

シャフリサブズとは、「ティムールの町」という意味である。

ティムールに代わる指導者アブドゥッラーフはシャフリサブズを再建した。

2010年に登録されたインドの世界遺産である。

ティムールが誕生した場所として知られる。

19.

ブハラの歴史地区について、正しいものはどれか

ブハラではアラビア語による文化が興隆した。

2005年に登録されたウズベキスタンの世界遺産である。

イスマーイール・サーマーニー廟には、サーマーン朝の君主が葬られている。

ブハラはサーマーン朝の時代に、絹の交易で栄えた。

20.

ヒヴァのイチャン・カラについて、正しいものはどれか

イチャン・カラとは、城壁の外に発展した郊外の区域をいう。

イチャン・カラは楕円形をしている。

2000年に登録されたウズベキスタンの世界遺産である。

無傷で残る内城は、ヒヴァのイチャン・カラのみである。