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マカオの歴史地区

2021年6月24日

文化遺産
遺産名:
マカオの歴史地区
Historic Centre of Macao
国名:中国
登録年:2005年
登録基準:(ii)(iii)(iv)(vi)
概要:
マカオ歴史地区とは、中華人民共和国の特別行政区であるマカオにある、20以上の建築や広場などの古跡を含む地区である。かつてのポルトガルの植民地であったマカオにおける東西文化のユニークな同化と共存を窺い知ることができる。巨大なファサードのみを残す聖ポール天主堂跡。建設には迫害を逃れて長崎から渡ったキリシタンも関わったと伝えられ、正面に刻まれた漢字や菊の紋様はその証ともいわれる。歩行者天国を南へ進むと、波形模様のカルサーダス(石畳)が美しいセナド広場。さらに南には、マカオという地名の由来ともなった媽閣廟(マァコッミュウ)が、大航海時代の建物に混じって中国古来の存在感を漂わせている。(Wikipedia、阪急交通社HPより)

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Photo by Samuele Ghilardi, Cristian Viarisio, Richard Sirois, Craig.h, Dominik, Eli Fortjel from Flickr

主な構成資産

聖ポール天主堂跡

この遺跡は、今、南側の石造りのファサード(イタリア人のイエズス会士カルロ・スピノラのもとで、本国から追放された日本人キリスト教徒と現地の職人によって、1620年から1627年の間に複雑に彫刻された)と、この天主堂を創設し維持したイエズス会士の地下納骨堂からなっている。ファサードは小さな丘の上にあり、そこへ66段の石段が続いている。ファサードの彫刻は七つ頭のヒドラを踏みつける女性が、漢字で「龍の頭を踏みつける聖母」と描写されているように、東洋的な主題についてのイエズス会のイメージを含んでいる。

セナド広場

広場の名前は、16世紀から18世紀にかけて中国人とポルトガル人が会したレアル・セナド(ポルトガル語で「忠順なる議会」の意)がここに面して置かれていたことに由来する。現在、レアル・セナドがあった場所には民政総署大楼が存在する。1940年、広場の中央に小さな庭園がつくられ、ヴィセンテ・ニコラ・デ・メスキータのブロンズ像が立った。一二・三事件の勃発後、殉死した多くの中国兵に配慮し、像は撤去された。今日ではその場所に噴水がつくられている。

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「マカオの歴史地区」の説明として、正しくないものはどれか。

関連動画へのリンク

The Historic Centre of Macao Pt.1

The Historic Centre of Macao Pt.2

【歴史ミステリー】マカオ世界遺産 聖ポール天主堂と日本人

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