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メンフィスのピラミッド

2021年3月17日

概要

文化遺産
資産名:
メンフィスとその墓地遺跡-ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯
Memphis and its Necropolis – the Pyramid Fields from Giza to Dahshur
国名:エジプト
登録年:1979年
登録基準:(i) (iii) (vi)
概要:
エジプトのピラミッドとしてよく知られている特徴的なピラミッドの数々が含まれている。また、これもその名前に表れている通り、エジプト古王国期の首都メンフィスと、メンフィスに都した王たちの墓地遺跡であるギザやサッカラ、ダハシュールの遺跡群が含まれている。この遺跡群の多くは、エジプト古王国期にあたるエジプト第3王朝からエジプト第6王朝期にかけて建設された。

地図

スライドショー

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主な構成資産

初期ピラミッド群

この世界遺産に登録されているピラミッドのうちで最も古いものは、サッカラにあるエジプト第3王朝2代・ジェセル王の階段ピラミッドである。このピラミッドはそれまでエジプトで一般的だったマスタバ状の各層を6段積み重ねて建設された階段ピラミッドであり、エジプト最古のピラミッドと呼ばれている。中でも著名なものは、ダハシュールにあるジェセル王より4代あとのエジプト第4王朝初代であるスネフェル王の建設した屈折ピラミッドである。スネフェルは在世中にみずからのピラミッドを3つ建設しており、屈折ピラミッドはその2つ目にあたる。屈折ピラミッドはその名の通り、途中で傾斜角度が変わっていて上部の方がより緩やかな角度になっている。

サッカラの階段ピラミッド (Flickr)

ギザのピラミッド群

スネフェルの次の王であるクフはギザに王墓の地を移し、ギザの大ピラミッド(クフ王のピラミッド)を築かせた。このピラミッドはエジプトのピラミッドの中でもっとも巨大かつ美しいピラミッドとして知られており、建設時には146m(現在は頂上が欠落したため137m)の高さを誇り、3000年以上にわたって世界で最も高い建造物となっていた。ピラミッド中で最も著名なものであり、紀元前2世紀にビザンチウムのフィロンによって選ばれた世界の七不思議のうちのひとつであり、また唯一現存する建造物である。それまで王墓の地となっていなかったギザをクフがピラミッド建設の地に選んだのは、地盤が安定しており巨大ピラミッドの建設に耐えられたこと、および部材である質の高い石灰岩が近隣に大量に産出しており、それを利用することで建設が容易になることを計算したことが挙げられる。クフ王のピラミッドの東西にはそれぞれ墓地が建設されており、また東側には南北に3基の小型のピラミッドが並んでいる。

クフ王のピラミッド (Shutterstock)

後期ピラミッド群

ギザにピラミッドが建設されることはこれ以降なく、ピラミッド自体もこれを最後として以降は縮小の道をたどり、部材も日干しレンガの使用に逆戻りしたために耐久性に劣り、多くのピラミッドが崩壊した姿となっている。ただしピラミッドの建造自体はエジプト古王国期を通じて続いており、特にアブシールは第5王朝期においてギザに匹敵するピラミッド群が建設された。サッカラにも第5王朝、第6王朝期に多くのピラミッドが建設されている。また、エジプト中王国期にはダハシュールにいくつかのピラミッドが建設されている。

(Wikipediaより)

世界遺産クイズ

世界遺産検定クイズ

ギザの大ピラミッドの高さ(建設時)として、正しいものはどれか。

関連動画へのリンク

ピラミッドはこうして造られた(5回シリーズ 第3回は欠)

河江肖剰の古代エジプト (YouTubeチャンネル)

https://www.youtube.com/channel/UCdB2b2qy6kFGZiXbFsS4QNw

エジプト、ギザ:ピラミッドと大スフィンクス-リックスティーブス

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