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ヤロスラーヴリの歴史地区

2021年11月6日

文化遺産
遺産名:
ヤロスラーヴリの歴史地区
Historical Centre of the City of Yaroslavl
国名:ロシア
登録年:2005年
登録基準:(ii)(iv)
概要:
ヤロスラーヴリは、ヴォルガ川とコトロスリ川の分岐点に位置する河港都市で、1000年の歴史を持つ古都である。「黄金の環」を構成する歴史都市の中で最大の人口を持ち、文化財に指定されている建物も多い。

ヤロスラヴリで一番古い建物は、救世主修道院(スパスキー修道院)にある救世主顕栄聖堂(スパソ・プレオブラジェンスキー聖堂)である。現在の聖堂の建築年代は1506年から1516年にかけてで、1216年から1224年にかけて建設された最初の聖堂の基礎の上に建てられた。16世紀には石の城壁が修道院の周りに建てられ要塞となった。動乱時代のロシア・ポーランド戦争で、ポーランド軍に占領されたモスクワを解放するため、クジマ・ミーニンとドミトリー・ポジャルスキー公爵の国民軍はこの修道院から出撃した。1787年には修道院は閉鎖され、建物はヤロスラヴリおよびロストフ府主教の邸宅に転用され、建物の増築や再建が行われた。

救世主顕栄大聖堂のほかには、17世紀に遡る「ヤロスラヴリ式」と呼ばれる、赤レンガで建てられ白い明るい色のタイルを外観に張った聖堂がいくつかある。預言者イリヤ聖堂(イリヤ・プロローク聖堂)はその中でも代表的なもので、北東ロシアの「黄金の環」と呼ばれる古都群の聖堂の中でも印象的なフレスコ画で飾られている。(Wikipediaより)

この都市が大きく変貌したのは、ロマノフ朝の8代皇帝エカチェリーナ2世の命で大規模な再建が始まった1763年である。ヴォルガ川に面した半円形の都市設計で、主要な歴史的建造物を維持しながら、新しい建物に新古典主義様式を取り入れた都市に刷新された。(『世界遺産大事典』より)

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