自然遺産
遺産名:
シホテ・アリニ山脈中央部
Central Sikhote-Alin
国名:ロシア
登録年:2001年
登録基準:(x)
概要:
シホテアリニ山脈中央部は、ロシア南東部、沿海地方の自然保護区2件と国立公園1件を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。シホテアリニ山脈の生物多様性が評価されたもので、2001年に登録された後、2018年にビキン川流域の広範囲を対象として拡大登録が行われた。
シホテアリニ山脈中央部は北方林と温帯林の双方の植物相が見られる。シホテアリニ山脈中央部には、ハルニレ、モンゴリナラ、ダケカンバ、ハイマツ、グイマツなど、およそ1,200種の維管束植物が生育している。
動物相も北方系と南方系の両方が見られる。少なくとも哺乳類52種、鳥類241種、両生類7種、爬虫類10種、淡水魚48種などが生息している。IUCNレッドリストカテゴリーで分類すると以下の通り。
絶滅危惧種 – アムールトラ、コウライアイサ、シマフクロウ
危急種 – シベリアジャコウジカ、ツキノワグマ、ナベヅル、スッポン
近危急種 – ユーラシアカワウソ
低危険種 – クズリ、オオヤマネコ、イノシシ、ノロジカ、ミサゴ、ナベコウ、サシバ
(Wikipediaより)