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ジャマイカ

ブルー・アンド・ジョン・クロウ山脈

2021年11月18日

複合遺産
遺産名:
ブルー・アンド・ジョン・クロウ山脈
Blue and John Crow Mountains
国名:ジャマイカ
登録年:2015年
登録基準:(iii)(vi)(x)
概要:
ブルー・アンド・ジョン・クロウ・マウンテンズ国立公園 (Blue and John Crow Mountains National Park) はコーヒーの銘柄ブルーマウンテンで知られるブルー・マウンテン山脈を含むジャマイカの国立公園で、面積は国土の4.5 %にあたる495.2 km2である。生物多様性に特色があり、西半球最大の蝶であるパピリオ・ホメルス (Papilio homerus) の希少な生息地であるとともに、絶滅が危惧されているジャマイカクロムクドリモドキの生息地、さらにはジャマイカボア、ジャマイカフチアの保護区でもある。また、その核心部分は逃亡奴隷であるマルーンたちの自由獲得の歴史とも密接に関わることから、2015年にUNESCOの世界遺産リストに複合遺産として加えられた。ジャマイカ初の世界遺産であるとともに、カリブ海島嶼国家では初の複合遺産である。

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ブルー・マウンテン山脈はジャマイカ島の東3分の1を占める山脈である。その最高峰は標高2,256 mのブルー・マウンテン峰であり、これが国内最高峰にもなっている。コーヒーの銘柄ブルーマウンテンの栽培地であるが、歴史的には解放奴隷マルーンたちの反乱と自治の場でもあった。

1655年5月に、イングランド提督ウィリアム・ペンとロバート・ヴェネイブルス将軍 (Robert Venables) に率いられたイギリスの探検隊がヒスパニョーラ島攻略に失敗した後、まだほとんど人がいなかったこの島を占領した。元の入植者であったスペイン人たちは、手許の奴隷たちを解放して逃げ出した。その奴隷たちは密林へと散り、島の東部にあるブルーマウンテン山脈の北斜面や島の西部にある入り組んだ地形のコックピット地帯 (Cockpit) に、秘密の村々を形成した。1世紀半の間、この2つの地域は多くの隠れ場所があったおかげで、逃亡奴隷であるマルーンたちの反乱の後方基地となった。

(Wikipediaより)

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