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ペルー

リオ・アビセオ国立公園

2021年11月18日

複合遺産
遺産名:
リオ・アビセオ国立公園
Río Abiseo National Park
国名:ペルー
登録年:1990年
登録基準:(iii)(vii)(ix)(x)
概要:
リオ・アビセオ国立公園は、ペルーのサン・マルティン県にある国立公園であり、1990年にユネスコの世界遺産に登録された。当初は自然遺産で、1992年に文化的側面も評価され、複合遺産になった。公園内には非常に数多くの動植物が生息していると同時に、30以上のアメリカ先住民の遺跡が存在している。1986年以降は、生態系と遺跡の両面の脆弱性に配慮して、観光客には開放されていない。

植生は山地性森林(montane forest)、山地性多雨林(montane rainforest)、熱帯高山性森林、高地アンデスの草原帯、乾燥した森林帯などを含んでいるが、公園内のほとんどを構成しているのは高高度の多雨林の一種である山地性雲霧林(montane cloud forest)であり、これは低木や地衣類などで構成されている。この生態系はおよそ標高2300 m 以上の場所に見られる。恒常的に高湿度で、1年を通して降雨に恵まれているが、標高の高い場所ではとりわけそうである。土壌は酸性である。

かつて絶滅したと思われていたヘンディウーリーモンキーがこの公園内に生息していることが確認されており、この地方の固有種のようである。この地方が1983年に国立公園になり、1990年に世界遺産に登録された大きな理由の一つは、このサルの絶滅が危惧されていることによる。

リオ・アビセオ国立公園内に残る遺跡のうち、最大でかつ最も良く知られているものはチャチャポヤス文化(Chachapoyas)の遺跡であるグラン・パハテン(Gran Pajáten)である。この遺跡はサン・マルティン地方の境界線に近い丘の頂上にある。そのそばには、一連の断崖の石墓群であるロス・ピンチュドス遺跡(Los Pinchudos)がある。

(Wikipediaより)

リオ・アビセオ国立公園の説明として、正しいものはどれか

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