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ニジェール

アガデスの歴史地区

2021年11月24日

文化遺産
遺産名:
アガデスの歴史地区
Historic Centre of Agadez
国名:ニジェール
登録年:2013年
登録基準:(ii)(iii)
概要:
この町の始まりは14世紀以前のことで、サハラ交易の拡大とともにアソデに代わりトゥアレグ人の町としての重要性が徐々に高まった。この町ではいまでもビルマから塩を運ぶ隊商の到着をみることができる。

1449年以後、アガデスはスルタン制をとったが、1500年頃にソンガイ帝国に征服された。この時点でこの町の人口は30,000人ほどあり、西アフリカのカノやトンブクトゥと、北アフリカのオアシスであるガートやガダミス、地中海岸のトリポリを結ぶ中世の隊商交易の重要な中継点であった。モロッコからの侵略を受けた後人口は10,000人を割った。

1900年ごろこの町をフランスが手中に収めた。その後、トゥアレグ人貴族のKaocen Ag Mohammedが反乱(en:Kaocen Revolt)を組織して一時期優勢に立ったが、フランス軍は1916年にこれを叩き潰した。のちに1990年代にはアガデスはトゥアレグ人による反乱の重要拠点のひとつとなった。

歴史地区は、多くの土造りの住居や、保存状態のよい壮大で宗教的な建築群が含まれており、27mの高さを誇る日干しレンガ造りのミナレットは、同様の構造のおのとしては世界でもっとも高い。

(Wikipediaより)

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