自然遺産
遺産名:
ニョコロ・コバ国立公園
Niokolo-Koba National Park
国名:セネガル
登録年:1981年
登録基準:(x)
概要:
ニョコロ=コバ国立公園は、ギニア共和国との国境に近いセネガル南東部の国立公園。西アフリカの国立公園としては最大の面積を誇り、タンバクンダ地方のダカールの東650キロのところにある。スーダンサバンナからギニア森林までの幅広い動物層、植物層を保護している。
この国立公園は、野生動物の宝庫として知られている。セネガル政府の推計によると、この公園には20種の両生類、60種の魚類、38種の爬虫類(うち4種はカメ)、80種の哺乳類が生息している。哺乳類は約80種である。その中には(2005年現在)、推定11000頭のバッファロー、6000頭のカバ、400頭のニシキゴイエランド、50頭のゾウ、120頭のライオン、150頭のチンパンジー(公園内の帯状の森林(ローワーリム)とアシリク山に生息している。(チンパンジーが分布する北西部の限界線))、3000頭のウォーターバック(Kobus ellipsiprymnus)、2000頭のコモン・デュイカー(Sylvicapra grimmia)、未知数のレッドコロブス(Colobus badius rufomitratus)、そして数少ない希少なアフリカヒョウと西アフリカ野犬(Lycaon pictus manguensis)が生息しているが、このイヌ科動物は国内の他の地域では全滅したと考えられていた。
セネガル最後のゾウの生息地は公園内のアシリク山である。しかし、密猟や1980年代の大旱魃の影響でその数が漸減していった。現在は保護下におかれ、絶滅は免れている。ジャイアントエランドは体重1トンに及ぼうかという世界最大のレイヨウだが、その最後の一群もアシリク山に身を寄せている。
(Wikipediaより)