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2021年登録遺産 スペイン 文化的景観 検定1級

パセオ・デル・プラドとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観

2021年11月26日

 文化遺産、文化的景観
遺産名:
パセオ・デル・プラドとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観
Paseo del Prado and Buen Retiro, a landscape of Arts and Sciences
国名:スペイン
登録年:2021年
登録基準:(ii)(iv)(vi)
概要:
マドリード市の中心部に位置するこの文化的景観は、16世紀にヒスパニック・アラメダの原型であるパセオ・デル・プラド通りの並木道が作られて以来、発展してきた。プラド大通りには、アポロの泉、ネプチューンの泉、シベレスの泉などの主要な噴水があり、それらを囲むように一流の建物が建っている。この場所は、18世紀の啓蒙的な絶対主義時代の都市空間と開発の新しいアイデアを体現している。芸術や科学を目的とした建物に加え、産業、医療、研究を目的とした建物が並んでいる。これらの建物は、スペイン帝国の最盛期におけるユートピア社会への憧れを示しており、知識の民主化という啓蒙主義的な考えと結びついて、ラテンアメリカに大きな影響を与えた。17世紀に建てられたブエン・レティーロ宮殿の名残である120ヘクタールの「ブエン・レティーロの庭」が、この敷地の最大の部分を占めている。また、敷地内には段々畑のようになっている王立植物園や、19世紀から20世紀にかけて建てられた文化施設や科学館などの建物が立ち並ぶ住宅街、バリオ・ジェロニモスがある。

(『世界遺産センター』HPより)

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