文化遺産
遺産名:
ヨジェ・プレチニックのリュブリャナでの作品 - 人間中心の都市デザイン
The works of Jože Plečnik in Ljubljana – Human Centred Urban Design
国名:スロべニア
登録年:2021年
登録基準:(iv)
概要:
第一次世界大戦と第二次世界大戦の間にヨジェ・プレチニックがリュブリャナで行った仕事は、オーストリア・ハンガリー帝国の崩壊後、地方都市からスロヴェニア人の象徴的な首都へと変化していく中で、都市のアイデンティティを次々と変えていった人間中心の都市デザインの一例である。建築家のヨジェ・プレチニックは、20世紀の現代社会のニーズに応えながら、旧市街との建築的な対話に基づいて、この都市に対する彼の個人的で深遠な人間的ビジョンによって、この変化に貢献した。敷地は、一連の公共空間(広場、公園、街路、遊歩道、橋)と公共施設(国立図書館、教会、市場、葬儀場)で構成されており、既存の都市、自然、文化のコンテクストに敏感に溶け込み、都市の新しいアイデンティティに貢献している。プレチニックの建築手法は、同時代の他のモダニズム建築とは一線を画している。これは、限られた時間、限られた空間、限られた資源の中で、一人の建築家のビジョンに基づいて、公共空間、建物、緑地を創造した例外的なケースである。
(『世界遺産センター』HPより)
(Flickrより)