スペイン

ガラホナイ国立公園

2022年11月24日

自然遺産
遺産名:
ガラホナイ国立公園
Garajonay National Park
国名:スペイン
登録年:1986年
登録基準:(vii)((ix)
概要:
カナリア諸島のラ・ゴメラ島中央部に位置するこの公園は、面積の約70%を月桂樹の森が占めている。泉や小川が数多く存在するため、気候の変化により南ヨーロッパからほとんど姿を消した第三紀に似た豊かな植生が保存されている。火山性の高いこの島は、西からの雨を最初に受けるため、風上の山頂には豊かな森林、ラウリシルバ(月桂樹の森)が残されている。マデイラ島(ポルトガル)のラウリシルバに次いで、ガラホナイ国立公園には、ほぼ永久に雲と霧に覆われたままのこの独特の植生の優れた例が保存されている。これらの森林は、第三紀にヨーロッパと北アフリカの大部分を占めていた古い熱帯雨林と暖温帯林の名残をとどめた生態系である。現在では、数多くの固有種が生息しており、その多くが絶滅の危機に瀕している。(世界遺産センターHPより)

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