キンデルダイクの風車, Shutterstock

オランダ 世界遺産100選 重要遺産

キンデルダイク・エルスハウトの風車群

2021年11月14日

文化遺産
遺産名:
キンデルダイク・エルスハウトの風
Mill Network at Kinderdijk-Elshout
国名:オランダ
登録年:1997年
登録基準:(i)(ii)(iv)

概要:
キンデルダイク ( Kinderdijk) は、オランダの南ホラント州 ニーウ・レッケルラント基礎自治体内の地区である。ロッテルダムの南東約 13 km の位置にあり、レク川とノールト川に挟まれた地区である。ここの風車網は1997年に「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」としてユネスコの世界遺産に登録されている。

アルブラセルワールト干拓地の排水を行うために、1740年代に19台の風車が建設された。この風車網は、オランダ国内で最大規模のものである。また、オランダの観光地の中で最もよく知られた場所のひとつである。

キンデルダイクの風車, Flickr

キンデルダイクは風車網で有名である。国土の 1/4 程度が海面よりも低いオランダにおいて、排水システムは最も重要な問題であり、その国土で生活するためには欠かすことができない。アルブラセルワールト地方では、13世紀から排水の問題が発生していた。オランダ人は、干拓地に過度の水が入らないように大規模な運河を掘ってきた。これらの運河のことをオランダ語で、"watergang"と呼ぶ。オリエントに起源を持つ風車は、12世紀頃に十字軍によってオランダに伝えられた。当初は製粉用に使われていたが、やがて排水用に改良され、18世紀半ばに排水用風車が造られ始めた。

運河の建設はオランダ全土に及んだが、この方法はほんの短い期間しか有効でなかった。建築物の存在が地盤沈下をもたらし、同時に、川の水面も再び上昇し始めた。ポルダー内の水面を維持するための新たな方法が求められた。オランダ人は風車網を建設し、水面がある一定の高さに到達した際に風車のポンプを利用することで水面の維持を図った。また、ポンプによって川に排水された水は再利用が可能となった。風車の利用が最も盛んだった19世紀半ばには、オランダ全土で約1万基が稼働していたが、蒸気式水揚げポンプや石油・電気を利用した排水設備が登場し、風車は撤去された。

(Wikipediaより)

世界遺産クイズ

キンデルダイク・エルスハウトの風車群について、正しいものはどれか

関連動画へのリンク

Kinderdijk Windmills in 4 seasons. Unesco World Heritage. Dutch Mills

オランダ:干拓地と風車-リックスティーブスのヨーロッパ旅行ガイド-トラベルバイト (Rick Steves)

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Shadow

(Flickrより)

UNESCO公式HP(英語版)へのリンク

https://whc.unesco.org/en/list/818

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