自然遺産
遺産名:
カナイマ国立公園
Canaima National Park
国名:ベネズエラ
登録年:1994年
登録基準:(vii)(viii)(ix)(x)
概要:
カナイマ国立公園は、ベネズエラにある国立公園。未だに人類未踏の場所が点在し、世界最後の秘境ともいわれる。そのため、原始的な特徴を持つ固有の動植物が生息し、独自の生態系を形成している。面積は、30,000平方キロメートル以上である。関東地方より少し狭い程度。四国の約1.6倍である。テーブルマウンテンが大小100余りジャングルに浮かぶ一帯があり、ギアナ高地と呼ばれている。この地帯は、プレートテクトニクスの影響をほとんど受けていないため、約20億年前の地質がそのまま残っていると考えられている。公園の北西部には、2,000 メートル級のテーブルマウンテンが連なり、世界最大の落差 979 メートルをもつエンジェルフォールがある。(Wikipediaより)
地図
スライドショー
Photo by Chien Lee, Ray, termitesauce, ...your local connection, Brad Wilson, Chien Lee, Transcontinenta BV from Flickr
主な構成資産
ギアナ高地(テーブルマウンテン)
ギアナ高地は、南アメリカ大陸の北部、オリノコ川、アマゾン川、およびアマゾン川の支流の1つ、ネグロ川に囲まれた地域に存在するコロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ、ブラジルの6か国と地域にまたがる高地である。中心はベネズエラのカナイマ国立公園で、面積約3万平方キロメートルで日本の中国地方に匹敵する。一般には、オリノコ川とエセキボ川に囲まれた地域に点在するテーブルマウンテン(テプイ)を指す。
エンジェルフォール(アンヘルの滝)
ギアナ高地にある最大のテーブルトップマウンテンであるアウヤンテプイから流れ落ちる。落差が世界最長の979mと非常に大きいため、落下する水は滝下部に達するより前に分散して空気と絡み合い、滝下部は暴風雨のようになっているため滝壺が存在しない。先住民以外では、ベネズエラ人探検家のエルネスト・サンチェス・ラ・クルスによる1910年の報告が、発表されている最初のものであるが、世界的に知られるようになったのは、1937年、金鉱山を探しながら飛行機を飛ばしていてこの滝を発見したミズーリ州スプリングフィールド生まれのアメリカ人探検飛行家ジェームズ・クロフォード・エンジェル・マーシャル(ジミー・エンジェル)の紹介による。彼の一行はアウヤンテプイに着陸したが、再離陸ができなくなった。そのため、飛行機に同乗していたジミー・エンジェルとその妻、2人の地質学者の4人は、11日かけて徒歩で下りるはめになった。なお、アウヤンテプイの頂上台地で置き去りになっていったジミー・エンジェルの飛行機は1970年にベネズエラ軍によって回収され、修理された後、現在はシウダー・ボリーバルの空港の前に設置・公開されている。
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