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ポルトガル 検定1級

国境防衛都市エルヴァスとその要塞群

2021年11月2日

文化遺産
遺産名:
国境防衛都市エルヴァスとその要塞群
Garrison Border Town of Elvas and its Fortifications
国名:ポルトガル
登録年:2012年
登録基準:(iv)
概要:
国境防衛都市エルヴァスとその要塞群は、ポルトガルの都市エルヴァスの塁壁に囲まれた歴史地区と周辺の星型要塞などを対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。スペインとの国境にも近い防衛堅固なエルヴァスの建造物群は、17世紀ヨーロッパの国際政治情勢と密接に結びつく軍事建築の発展を伝える物件として、2012年の第36回世界遺産委員会で登録された。

エルヴァスの町にはレコンキスタ以前に遡る城壁もあったが、多くは取り壊された。世界最大といわれる現在の塁壁で囲まれた防衛施設は1643年以降に建てられたものであり、これはポルトガルがスペインとの同君連合を解消したポルトガル王政復古戦争の時期(1640年 - 1668年)と重なっている。エルヴァスはスペイン、ポルトガルの国境付近の要衝であり、その期間中にあたる1658年と、1711年にスペイン領となったこともあった。スペインとの防衛線の必要性が変化するに伴い、周辺の丘の上には要塞が建設されていくが、その要塞群も含めエルヴァスは世界最大規模の空堀と稜堡を活用した防衛システムを持つ街へと変容を遂げた。しかし、19世紀になるとその戦略上の重要性も薄れ、すでに役割を終えたものと認識されるようになった。1906年には防衛施設群などが国の史跡に指定され、保存や修復の取り組みも行われるようになった。エルヴァスにはアモレイラ水道橋も残る。

(Wikipediaより)

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