ノルウェー 検定1級

アルタの岩絵群

2021年11月1日

文化遺産
遺産名:
アルタの岩絵群
Rock Art of Alta
国名:ノルウェー
登録年:1985年
登録基準:(iii)
アルタの岩絵はノルウェー最北部、フィンマルク県のアルタにある先史時代の岩絵(ペトログリフ)群をいう。1985年にユネスコの世界遺産に登録された。

アルタの岩絵は、紀元前4200年から500年頃までに狩猟・漁撈民によって描かれた岩面刻画および岩陰彫刻群で、花崗岩の岩盤の上に刻まれたものである。これまでにおよそ20 - 40cm大のものが5000点以上発見された。 北欧およびロシア北部に見られる極北美術の出土例の1つとなっている。

海岸線の隆起によって制作年代の古いものほど高い位置に、新しいものほど低い位置に描かれている。モチーフとなっているのは、トナカイをはじめ、ヘラジカ、クマなど北極圏に生息する動物たちとそれを追って狩りをする人々、舟を出して魚を獲る人々などである。

登録エリアのうち、最も大きなヒェメルフト/イープマルオクタ地区(50.09ha)にある岩絵はアルタ博物館で一般公開されている。冬季は降雪により見ることができない。

世界遺産クイズ

アルタの岩絵群について、正しいものはどれか

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