文化遺産
遺産名:
独立記念館
Independence Hall
国名:アメリカ合衆国
登録年:1979年
登録基準:(vi)
概要:
独立記念館(Independence Hall)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州のフィラデルフィアにある、アメリカ独立宣言が行われた建物である。アメリカ合衆国建国期に重要な役割を果たし、ユネスコ世界遺産にも登録されている。1730年から1750年にかけて、法律家でアマチュアの建築家だったアンドリュー・ハミルトンによって設計された赤レンガ造りの建造物である。
ペンシルベニア州フィラデルフィア市。アメリカ合衆国誕生の地。1776年7月4日、13州植民地の代表者が、1749年建立のペンシルベニア議事堂に集い、トマス・ジェファーソンらが起草のイギリスに対する独立宣言書に署名した。独立宣言が行われた場所がこの建物の広場で、以来独立記念館と呼ばれている。1787年にはここでアメリカ合衆国憲法が成立した。1790~10年間新生国家の首都。周辺には当時の議事堂や自由の鐘がある。
1732年に着工し、1752年に竣工した。1799年にランカスターの庁舎に移転するまで、ペンシルベニア州議会の議事堂として使用された。1775年から1783年、第二回大陸会議の議事堂として使用された。1776年7月4日、イギリス植民地下にあった13州の代表者が、この建物の広間(Assembly Room)に集り、トーマス・ジェファーソンが起草したアメリカ独立宣言が署名され、この時以来、独立記念館(インデペンデンス・ホール)と呼ばれるようになった。
1787年、フィラデルフィア憲法制定会議によって独立記念館にてアメリカ合衆国憲法が制定された。1790年、首都立地法によって恒久的首都としてワシントンDCが選ばれ、その建設中はフィラデルフィアに首都を置くこととなる。
独立記念館は、チェスナット通りにある2階建ての建物。イギリス植民地時代に見られた典型的なイギリス様式で、建物中央部の時計台と、その上の尖塔のついた八角形の鐘楼が特徴的である。独立宣言時にここから打ち鳴らされた鐘は「自由の鐘」と名付けられ、自由のために戦った歴史を語るものとして記念館のパビリオンに保管されている。
また、憲法承認がなされたアセンブリールームをはじめ、記念館内は当時のままに家具が配置され、面影をしのぶことができる。
(Wikipediaより)
世界遺産クイズ
関連動画へのリンク
Independence Hall (UNESCO/NHK)
Pope Francis gives moving speech from Independence Hall (CNN)
Liberty Bell Virtual Field Trip
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/78