自然遺産
遺産名:
イスチグアラストとタランバヤ自然公園群
Ischigualasto / Talampaya Natural Parks
国名:アルゼンチン
登録年:2000年
登録基準:(viii)
概要:
イスチグアラスト/タランパジャ自然公園群とはアルゼンチン北西部にあるイスチグアラスト州立公園とタランパジャ国立公園から構成される。この地域には三畳紀の陸上の堆積物が広く露出し、最初期の恐竜を含めた当時の爬虫類の化石が多産する。2000年にユネスコの世界遺産に登録された。
この地域には、三畳紀の全期間に堆積した大陸性堆積物からなるイスチグアラスト-ビラ・ユニオン三畳紀堆積盆がある。この盆地は、恐竜や哺乳類の起源となった約2億5000万年前から2億年前までの地質時代の動植物の記録と配列が非常に完全であることが特徴です。6つの異なる堆積層から、さまざまな祖先の動植物の化石が発見され、脊椎動物の進化や、三畳紀の約5000万年前から「恐竜の時代」の幕開けまでの古環境の詳細が明らかになりました。現在進行中の科学的発見は、古生物学や進化生物学を理解する上で非常に貴重なものです。三畳紀に爬虫類が恐竜や哺乳類へと進化していった過程を研究する重要な研究対象にもなっている。
この物件は、アンデス山脈の雨影にある乾燥地帯に位置している。また、1500年前のペトログリフなど、考古学的にも重要な価値を持つ場所である。タランパヤ国立公園には高さ200メートルに達する赤い砂岩の崖があり、イスチグアラスト州立公園には白や様々な色の堆積物があり、「Valle de la Luna」(月の谷)と呼ばれる荒涼とした風景を作り出している。砂漠の植物はまばらで、木がまばらに生えている潅木やサボテンが特徴である。この砂漠環境には、いくつかの希少な固有種の動植物が生息している。
(Wikipediaより)
関連動画へのリンク
世界遺産クイズ
UNESCO公式HP(英語版)へのリンク
https://whc.unesco.org/en/list/966