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カザフスタン 検定1級

ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟

2021年11月20日

文化遺産
遺産名:
ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟
Mausoleum of Khoja Ahmed Yasawi
国名:カザフスタン
登録年:2003年
登録基準:(i)(iii)(Iv)
概要:
ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟は、カザフスタン南部のテュルキスタン市にある、未完成に終わった廟建築である。12世紀に活躍したスーフィー(聖者)であるホージャ・アフマド・ヤサヴィーと、歴代のヤサヴィー教団の指導者の墓が置かれている。中央アジアのイスラム教徒の聖地の一つであり、草原地帯ではヤサヴィー廟への参詣はメッカ巡礼に勝る善行と見なされていた。カザフスタンにおけるユネスコの世界遺産第1号であり、2003年に指定された。

ヤサヴィーは12世紀半ばに中央アジアのテュルク系遊牧民へのイスラーム化に尽力した人物で、カザフスタンのサイラムの出身だったが、のちにヤサ(現テュルキスタン市)移住したため、「ヤサヴィー」のニスバで呼ばれる。

14世紀末、ティムールの手によって1397年から2年がかりで現在の建築物が造営された。廟の建築を手がけたのは、ホージャ・フサイン・シーラーズィーとシャムス・アブドゥッラー・シーラーズィーだと考えられている。ティムールが廟を増築した理由については、遊牧民から敬意を払われているヤサヴィーの廟を改築することで、東方のモグーリスタンに居住する遊牧民の支持を獲得する意図があったと考えられている。ティムールが1405年に死亡したことにより、廟建築の継続は中止された。その後の統治者は、この廟に関しての関心はそこまで大きいものではなかったために、ティムール建築の典型例が当時の姿のまま残った。

(Wikipediaより)

関連動画へのリンク

ホジャ・アフメド・ヤサウィ廟(ユネスコ/ NHK)

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