文化遺産
遺産名:
パサルガダエ
Pasargadae
国名:イラン
登録年:2004年
登録基準:(i)(ii)(iii)(iv)
概要:
パサルガダエは、アケメネス朝のキュロス2世によって建設された、当時のペルシャ帝国の首都で、キュロス2世の墓が存在する。今日では、ユネスコの世界遺産に登録されている。
パサルガダエはペルセポリスの北東87キロメートルに位置し、現在のファールス州にある。パサルガダエは、ペルシャ帝国の最初の首都であり、紀元前546年に、キュロス2世の手によって建設が開始された。しかし、その建設は途上に終わった。というのも、紀元前530年前後の遊牧民マッサゲタイとの戦争中に、キュロス自身が戦死したからである。ダレイオス1世がスーサに遷都するまで、パサルガダエは、ペルシャ帝国の首都として機能した。
パサルガダエ考古遺跡は、1.6平方キロメートルの広さであり、キュロス2世の墓と伝えられる建造物、丘の近くにそびえるタレ・タフト要塞と2つの王室の庭園から構成される。パサルガダエに残る庭園は、イランで最初の四分法に基づいて建設されたペルシャ式庭園である。庭園部分は、パサルガダエ考古遺跡とは別に、2011年、UNESCOの世界遺産に登録された。
(Wikipediaより)