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パキスタン 検定1級

タキシラの都市遺跡

2021年11月20日

文化遺産
遺産名:
タキシラの都市遺跡
Taxila
国名:パキスタン
登録年:1980年
登録基準:(iii)(vi)
概要:
タキシラは、パキスタン・パンジャーブ州にあるガンダーラ時代に始まる遺構である。その歴史は紀元前6世紀まで遡ることが可能であり、六派哲学の一つであるヴェーダーンタ学派、また、インドの仏教の中心の役割を果たしてきた。1980年にユネスコの世界遺産に登録された。

タキシラ考古遺跡は、紀元前6世紀からエフタルの破壊による5世紀までの約1000年間の歴史を刻んでいる。ヒンドゥー教及び仏教の宗教センターの役割を果たしつつも、パンジャーブ地方における政治・経済の中心地であった側面を持つ都市遺跡である。

ジャンディヤール寺院(Jandial)は紀元前2世紀ごろに建設された。バクトリアによる建設であり、ギリシア神殿の様式を持っている。正面のポーチを4本のイオニア様式の支柱が支えていたとされる。ジャンディヤールの神殿はジョン・マーシャルの手によって発掘され、マーシャルはここの神殿をゾロアスター教の神殿ではないかと推測している。紀元前75年頃のサカ族の攻撃で神殿は放棄され、30年ごろの大地震で崩壊したとされる。

シルカップはタキシラの対岸に位置し、バクトリア人によって建設された。2世紀にクシャーナ朝により、シルスフが建設されるまで首都としての機能を有していた。町を南北に貫くメイン・ストリートの存在、碁盤目状の都市形態であり、家屋は石灰岩のレンガを積み上げた上で、その上を泥や壁土で塗装したものも見受けられる。

(Wikipediaより)

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