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カタール

アル・ズバラ考古学的地区

2021年11月21日

文化遺産
遺産名:
アル・ズバラ考古学的地区
Al Zubarah Archaeological Site
国名:カタール
登録年:2013年
(iii)(iv)(v)
概要:
この地は18世紀後期からインド洋と西アジアとを結ぶ真珠産業・都市交易で発展したことで知られる。アル・ズバラは、当時の大国に支配されずに、まるで独立国としての歴史を歩んでおり、周辺に多くの都市を誕生させているほか、湾岸諸国誕生の基礎にもなった。しかし1811年に攻撃を受けて破壊されており、20世紀前半に破棄された。交易や産業などの名残として、一部遺跡は出土しているものの、現在も、宮殿やモスク、街路、中庭住宅、漁師小屋、墓地などが砂の下に隠れたままである。過去には城塞が複数存在したが、現存するものは1つのみ。

2013年に、「アル=ズバラの考古遺跡 」として、ユネスコの世界文化遺産に登録され、カタールとしては初の世界遺産となった。登録基準は、(3), (4), (5)である。暫定リスト登録時には「アル=ズバラ市街の考古遺跡とその文化的景観」 (Archaeological site of Al-Zubarah town and its cultural landscape ) という名称だった。

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