Flickr

インドネシア 検定1級

サワルントのオンビリン炭鉱遺産

2021年11月22日

文化遺産
遺産名:
サワルントのオンビリン炭鉱遺産
Ombilin Coal Mining Heritage of Sawahlunto
国名:インドネシア
登録年:2019年
登録基準:(ii)(iv)
概要:
サワリントのオンビリン炭鉱遺産は、19世紀後期から20世紀初頭にかけて開発された石炭の抽出・精製・運搬に関連する施設群からなるインドネシアの世界遺産である。

オンビリン炭鉱はスマトラ島中部の西スマトラ州に位置する石炭採掘場、19世紀後期から20世紀初頭にオランダ東インド会社によって設立された。労働力は現地のミナンカバウ人を雇うことで賄われ、ジャワ人や中国人からなる契約労働者やオランダ領内の囚人労働者が補助的な役割を果たした。遺産には採掘地のほかに企業都市、エンマハベン港にある石炭の貯蔵施設群、これらを繋ぐ鉄道路線が含まれている。

サワリントのオンビリン炭鉱遺産は、戦略的物資である産業レベルの石炭を高い効率で採掘するためにデザインされた技術的複合体のたぐいまれな例である。遺産は19世紀後期から20世紀初頭の国際的な産業革命の特徴を示しており、工学技術と複雑な生産システムが産業と商業をグローバル化された経済へと押し上げることに貢献した。その技術には深い鉛直な坑道を作る坑井技術、機械的な採石物の洗浄・分類、蒸気機関と急勾配用のラック鉄道、傾斜と逆アーチを持つ鉄道橋、岩肌を砕いて通されたトンネル、深く浚渫された港湾、そして温度管理がなされた石炭貯蔵庫が含まれている。それらは、目的をもって建てられた近代的な鉱山都市によって補完され、最大7000人が住んだ街には住居、食料供給、医療、教育、信仰、レクリエーションを目的とした施設が立ち並んでいた。これらは労働者の区分と工業化の厳格な階層的構造に応じてデザインされている。

(Wikipediaより)

関連動画へのリンク

世界遺産クイズ

サワルントのオンビリン炭鉱遺産について、正しいものはどれか

-インドネシア, 検定1級
-