ニンバ山の鉄鉱採掘, Flickr

ギニア コートジボワール

ニンバ山厳正自然保護区

2021年11月25日

危機遺産
遺産名:
ニンバ山厳正自然保護区
Mount Nimba Strict Nature Reserve
国名:ギニア、コートジボワール
登録年:1981年
登録基準:(ix)(x)
概要:
ニンバ山厳正自然保護区は、西アフリカの生物多様性ホットスポットであるギニアの森林地帯にある。2000種以上の維管束植物、317種の脊椎動物(うち107種は哺乳類)、2,500種以上の無脊椎動物が生息しており、特に動植物の種類が豊富である。この保護区には、未知の種がまだ多数存在するため、生物学的調査の対象となっている。特筆すべき固有の脊椎動物は、ニンバ・ヴィヴィパラス・ヒキガエル(Nimbaphrynoides occidentalis)、ラモットのラウンドリーフ・バット(Hipposideros lamottei)、ニンバ・オッター・シャーク(Micropotamogale lamottei)です。また、西アフリカのライオン(Panthera leo senegalensis)、コビトカバ(Choeropsis liberiensis)、ゼブラ・デュイカー(Cephalophus zebra)、石を道具として使うニシ・チンパンジー(Pan troglodytes verus)などの希少動物や絶滅危惧種がいる。

低地の山麓は、600メートルまでの西ギニア低地林で覆われている。特徴的な森林タイプは、メインキャノピーと抽気層を持つ半落葉高木林である。1 ヘクタールの中に 40~70 種の樹木が見られ、500 種もの森林樹木が記録されている。
ギニア・モンタン・フォレストは、標高600~1200~1400メートルの間に位置している。低地では、半落葉の高地林が900メートルまで広がっているが、低地に比べて種類が少ない。短い乾燥した森林は、尾根の東端に見られる。1年のほとんどが雲に覆われる標高900mからは、3つのタイプに分けられる苔むした森が存在する。

この保護区のうち、1981年にまずギニアに含まれる範囲がユネスコの世界遺産に登録され、翌年にコートジボワール領内も登録された。ニンバ山を含むニンバ山塊はリベリアまで延びており、そちらまで範囲を拡張することも提案されている。

リベリアからの難民の流入に加え、ニンバ山が鉄鉱石の鉱脈を持ち、リベリア側では採掘のための開発が行われてきたことなどから、1992年に危機遺産に登録された。

(Wikipediaより)

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