自然遺産
遺産名:
マックォーリー島
Macquarie Island
国名:オーストラリア
登録年:1997年
登録基準:(vii)(viii)
概要:
マッコーリー島はタスマニア島の南東約1400km、オークランド諸島の南西約630km 、太平洋南西部、ニュージーランドと南極大陸のほぼ中間に位置する島である。本土のオーストラリア大陸及びタスマニア島よりも、ニュージーランドに近く位置する。全長約34km、幅は最大5kmという細長い島である。狂う50度の暴風にさらされているため木が生えず、島には草原が広がっている。
一方でペンギンの大規模繁殖地であり、島内では数種類のペンギンを抱える。またアザラシも数種抱える。これらのペンギンやアザラシは20世紀初頭までに乱獲が行われ、その数が激減したが近年の保護活動によりある程度回復した。現在では一般人の観光目的での立ち入りは固く禁じられている。
1933年、当局はこの島を1928年のタスマニア動物・鳥類保護法に基づく野生生物保護区とし、1972年には1970年のタスマニア国立公園・野生生物法に基づく州保護区とした 1948年5月25日、オーストラリア国立南極観測隊(ANARE)はマッコーリー島に観測隊本部を設置した。
マッコーリー島は1977年から「人間と生物圏計画」の生物圏保護区に指定されていたが、2011年に同計画から離脱した。 1997年12月5日、マッコーリー島は、地球上で唯一、マントルからの岩石が海面上に活発に露出している場所として、主要な地理的保護の意義を持つ場所としてユネスコ世界遺産に登録された。
インド・オーストラリアプレートと太平洋プレートの境界に当たり、島の東側は水深約5,000mの深海まで急激に落ち込んでいる。プレートテクトニクス理論を証明している。地震も多く、2004年にはM8.1の地震が発生した。
(Wikipediaより)