文化遺産
遺産名:
バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院
Palau de la Música Catalana and Hospital de Sant Pau, Barcelona
国名:スペイン
登録年:1997年
登録基準:(i)(ii)(iv)
概要:
カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)は、スペイン、バルセロナにあるコンサートホール。1997年、サン・パウ病院とともに、バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院としてユネスコの世界遺産に登録された。
カタルーニャ音楽堂は建築家リュイス・ドメナク・イ・ムンタネー(Lluís Domènech i Montaner)によってムダルニズマの様式で設計されたコンサートホールである。1905年から1908年にかけて、カタルーニャ・ルネサンス(文芸復興運動)において指導的役割を果たした合唱団、ウルフェオー・カタラー(Orfeó Català、1891年設立)のために建設された。建設にあたってはバルセロナの篤志家たちの財政支援も受けている。この音楽堂の建設によりドメネクは1909年にバルセロナ市より賞を受けた。
サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)は1902年から1930年にかけて建築された。設計はカタルーニャ音楽堂と同じく建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーが手がけている。145,000平方メートルの敷地内には48の建築物が立ち並ぶ巨大な建物群である[2]。起源は1401年よりバルセロナの市内にあった6つの病院で、これらを統合して設立された。