自然遺産
遺産名:
サン・ジョルジオ山
国名:イタリア、スイス
登録年:2003年
登録基準:(viii)
概要:
サン・ジョルジョ山は、スイス・ティチーノ州の南部にあるピラミッド型をした山。標高1,097m。木々の生い茂る緑豊かな山だが、より重要な点は、中生代三畳紀中期(2億4,500万年前 - 2億3,000万年前)に属する5つの地層から、多くの化石が産出しているところにある。その顕著で普遍的な価値を認められ、スイスの国内法で景観保護地域に指定されるとともに、2003年にはユネスコの世界遺産に登録された。
いくつかの化石はこの地域で最初に発見された他に例のないものであり、セルピアーノ (Serpiano)、メリデ、チェレージオ(Ceresio、ルガーノ湖の異称)などの地元の地名が、学名にも盛り込まれている。例えば、Daonella Serpianensis、Serpianosaurus mirigiolensis、魚竜Tanystropheus meridensis、Ceresiosaurus といった具合である。サン・ジョルジョ山で発見されたパキプレウロサウルス (Pachypleurosaur) の化石はとくに有名である。
(Wikipediaより)