文化遺産
遺産名:
モレリアの歴史地区
Historic Centre of Morelia
国名:メキシコ
登録年:1991年
登録基準:(ii)(iv)(vi)
概要:
今のモレリアの元になった集落は、アントニオ・デ・メンドーサ副王と数多くのエンコメンデーロにより、1541年に設立され、当初は、ヌエバ・シウダー・デ・ミチョアカン(ミチョアカンの新都市)と呼ばれていた。新たに設立された集落が急速に成長したため、バスコ・デ・キロガはスペインに行き、「新都市」がミチョアカンの首都にならないようにするため、ライバル集落であるパツクァロの市の名称と紋章を得た。更に新しい定住地をグアヤンガレオの名称に変更することも要求した。1545年にグアヤンガレオは、カール5世から、アントニオ・デ・メンドーサの故郷の名前にちなんだバリャドリード(Valladolid)という名で都市の地位を得た。これはミチョアカン州のアントニオ・デ・メンドーサとバスコ・デ・キロガの間の権力闘争の一部であった。キロガは生涯を通じて、総督とエンコメンデーロの反対にもかかわらず、パツクァロで政治的および教会的な権力を維持することができた。キロガは1565年に亡くなった。1580年までに、政治と宗教の両方の統治権力が、バリャドリードに移され、バスコ・デ・キロガが創設したコレヒオ・デ・サン・ニコラス(サン・ニコラス神学校)を移転し、新しい大聖堂(モレリア大聖堂)を設立するための基礎を築いた。
現在も街全体に植民地時代の面影が色濃く残り、スペイン人が建設した年のなかでも、独特な美しさを持つといわれている。
(Wikipediaより)