文化遺産
遺産名:
レオン・ビエホの遺跡群
Ruins of León Viejo
国名:ニカラグア
登録年:2000年
登録基準:(iii)(iv)
概要:
17世紀に廃れてしまったレオンの旧市街の遺跡(現レオン市の東約30kmの地点)が「レオン・ビエホ遺跡群」の名で、ユネスコの世界遺産に登録されている(レオン・ビエホは、「旧レオン」の意)。廃れてしまったことで、かえって初期のスペイン・コロニアル様式を偲ばせる遺構が保存された。
ニカラグアにレオン市が最初に建造されたのは1524年のことだった。この年にフランシスコ・エルナンデス・デ・コルドバが現在の都市の20マイル東に建造したのである。旧レオンから2マイルしか離れていないモモトンボ火山 (Momotombo) が1610年に噴火し、深刻な被害をもたらした。この後、住民たちは、更なる噴火によって人命や財産に再び甚大な被害が出るのを避けるため、現在の場所に町を移転させることを決めたのである。
新しい町はスティアバ (Sutiaba) と名付けられたアメリカ先住民の町になった(現レオン市)。一方、放棄された旧レオン市街は1960年に発掘され、2000年にはユネスコの世界遺産に登録された。
(Wikipediaより)