ラ・メルセー教会 , Flickr

グアテマラ 検定1級

アンティグア・グアテマラ

2021年11月16日

文化遺産
遺産名:
アンティグア・グアテマラ
Antigua Guatemala
国名:グアテマラ
登録年:1979年
登録基準:(ii)(iii)(iv)
概要:
グアテマラ高地に位置し、スペインのムデハル様式の影響を受けたバロック建築と、植民地時代に建てられた多数の教会の遺構で知られている。ユネスコの世界遺産に登録されている。

ラ・アンティグア・グアテマラ(La Antigua Guatemala)とは「古いグアテマラ」を意味し、グアテマラで3番目の首都であった。この町は、1541年9月11日にアグア火山から噴出した火山泥流により破壊され、植民地政府はパンチョイ谷 (Panchoy) に首都を移した。1543年3月10日、スペイン人コンキスタドールは、現在のアンティグアを建設し、再びサンティアーゴ・デ・ロス・カバジェーロスと名づけた。

1717年9月29日、推定マグニチュード7.4の地震がアンティグアを襲い、3,000以上の建物が崩壊し、町のほとんどの建造物は廃墟となった。この地震被害により政府は首都の移転を考慮するようになった。さらに1773年のサンタ・マルタ地震によって町の大部分が破壊されたことで、3度目の遷都へと至る。1776年スペイン王は首都を安全な場所に移す命令を下し、現在のシウダ・デ・グアテマラのある場所に首都が移された。新しい首都には古称は用いられず、ヌエバ・グアテマラ・デ・ラ・アスンション(被昇天の新しいグアテマラ)と名づけられ、守護聖人は聖母マリア被昇天とされた。壊滅的な被害を受けた旧首都サンティーアゴ・デ・ロス・カバジェーロスは放棄されたが、すべての市民が転居したわけではなかったので、それ以後町はアンティグア・グアテマラ(古いグアテマラ)と呼ばれるようになった。

被災のたびに壁を厚く柱を太くするなど耐震性を高めて建造物が改築され、約230年にわたり発展し続けた。

(Wikipediaより)

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