自然遺産
遺産名:
サウス・イースト大西洋沿岸森林保護区群
Atlantic Forest South-East Reserves
国名:ブラジル
登録年:1999年
登録基準:(vii)(ix)(x)
概要:
大西洋岸森林南東部の保護区群は、ブラジルの世界遺産の一つである。大西洋岸森林のうち、パラナ州からサン・パウロ州にかけての一帯に含まれる25の保護区群が対象になっている。一部の保護区は、大西洋岸森林生物圏保護区(Mata Atlantica Biosphere Reserve)にも含まれている。
核心地域だけでおよそ47万ha にもなる広大な熱帯雨林地区だが、本来の原生林の8% でしかない。人類の開発の歴史によってその多くが失われてしまったことから、残されている熱帯雨林の豊かな動物相・植物相を守ることを目的として、世界遺産に登録された。マメ科、トウダイグサ科、クスノキ科、フトモモ科などの森林が残っている。動物はジャガーやウーリークモザルなどの絶滅危惧種をはじめとする524種の哺乳類のほか、3,000種類の淡水魚が生息。昆虫は実に1,000万〜1,500万種を数えると推測されている。
(Wikipediaより)