文化遺産
遺産名:
ディライーヤのツライフ地区
At-Turaif District in ad-Dir'iyah
国名:サウジアラビア
登録年:2010年
登録基準:(iv)(v)(vi)
概要:
ディルイーヤは、サウジアラビアの首都リヤド郊外に位置する都市である。かつてはサウジアラビアの王族サウード家の本拠地で、1744年から1818年には第一次サウード王国の首都であった。ワッハーブ運動の拠点となる都市でもあったディルイーヤには、第一次サウード王国時代の都市遺跡が多く残り、その中心だったツライフ(トライフ)地区は、2010年にユネスコの世界遺産リストに登録された。
ディルイーヤ旧市街の遺跡は、ワーディー・ハニーファと呼ばれる狭い谷の両側に残っており、この谷の南方はリヤドやその先に続いている。旧市街の建物は日干しレンガづくりで、谷を見渡せる丘の上に発達したグサイバー (Ghussaibah)、アル=ムライベード (Al-Mulaybeed)、トライフ (Turaif) という3つの地区に分かれている。その3地区の中でも、トライフがもっとも高い場所にあり、そのふもとは観光客たちが徒歩でも容易にアクセスできる。渓谷の背に沿って建てられた日干しレンガの市壁の一部が、見張り塔などとともに現存している。
(Wikipediaより)