文化遺産
遺産名:
シャフリサブズの歴史地区
Historic Centre of Shakhrisyabz
国名:ウズベキスタン
登録年:2000年
登録基準:(iii)(iv)
概要:
シャフリサブスは、ウズベキスタンの都市。シャフリサーブス、シャフリサーブズとも表記する。カシュカダリヤ州に属する。サマルカンドの南約80kmに位置する人口約53,000人の町である。高度はおよそ622mある。かつては、中央アジアにおける主要都市だった歴史を誇り、今日では、14世紀にトルキスタンを席巻したティムールが誕生した場所として知られる。町の名前は、ペルシア語: شهر سبز, シャフレ・サブズ(緑の町の意)に由来する。語源については諸説存在するが、街を中心に広がるオアシスが緑にあふれていた様子に由来する説が有力である。
2000年に、15世紀のティムール朝時代に建築された建物の現存する地区がユネスコの世界遺産に登録された。
16世紀にティムール朝に代わってマー・ワラー・アンナフルに成立したブハラ・ハン国(シャイバーニー朝)の指導者アブドゥッラーフ2世は、シャフリサブスの大部分を破壊した。伝説によると、アブドゥッラーが町を破壊したのは、シャフリサブスの攻略の際に急な坂道を登る際に、疲労で愛馬が死んだがゆえにその怒りが町に向けられたが、後に彼は、自らの破壊行為に対して、自責の念に駆られたということである。
現在残るのはティムールの石棺や息子の廟、モスク、帝国最大の建造物といわれるアク・サラーイ宮殿に残る高さ38mのアーチなど、一部の建造物および遺構だけである。
(Wikipediaより)