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中国 検定2級

澄江の化石出土地域

2021年11月23日

自然遺産
遺産名:
澄江の化石出土地域
Chengjiang Fossil Site
国名:中国
登録年:2012年
登録基準:(viii)
概要:
澄江の化石産地は、中華人民共和国の世界遺産のひとつであり、カンブリア紀の生態系を考察する上でカナダのバージェス頁岩と並んで世界的に重要な化石生物群、いわゆる澄江動物群が産出した地域である。カンブリア紀の化石産地の中では最も古い部類に属し、多くの軟らかい組織が残された保存状態の良好さも高く評価されている。また、最古の脊椎動物であるミロクンミンギアをはじめ、保存された種の多様性にも特色がある。

2010年の時点で、人類出現以前の時代の化石産地を対象とする世界遺産は12件登録されていた。しかし、それらはミグアシャ国立公園(カナダ、デボン紀)、ジョギンズの化石の崖群(カナダ、石炭紀)、サン・ジョルジョ山(スイス / イタリア、三畳紀)、ドーセットと東デヴォン海岸(イギリス、ジュラ紀ほか)など、カンブリア紀以外の時期のものばかりで、カンブリア紀の化石産地はカナディアン・ロッキー山脈自然公園群しかなかった。その世界遺産にはバージェス頁岩が含まれており、いわゆる「カンブリア爆発」をめぐる議論への寄与度はきわめて大きく、象徴的存在ともなっている。しかし、澄江はバージェス頁岩よりも古い時期である上に、196種も見付かっている澄江の化石の中で、バージェスと重複するのは6種しかない。中国当局はそうした古さや多様性の点から、澄江もバージェス頁岩と同等の重要性は認められるものと判断した。

(Wikipediaより)

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