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エチオピア

アクスムの考古遺跡

2021年11月23日

文化遺産
遺産名:
アクスムの考古遺跡
Aksum
国名:エチオピア
登録年:1980年
登録基準:(i)(iv)
概要:
アクスムは、エチオピア北部の街。アドワ山地の麓に近いティグレ州メハケレグナウ圏 (英: Mehakelegnaw Zone) にある。かつてのアクスム王国の中心地である。この王国はイエス誕生の頃に勃興し、在りし日のペルシャ帝国に対抗する東ローマ帝国の半同盟国として、海上貿易で栄えたキリスト教国であった。

しかし7世紀に没落し、原因は不明だが、もっぱら岸伝いの近海を進んだ貿易船の航行がイスラームの台頭により妨げられたため、アレクサンドリアやコンスタンティノポリスなど主要市場との関係が絶たれて衰退につながったと推測されている。王国の競争力が衰えるとアスクムの地位も落ち、エチオピア帝国の中心地は内陸部にシフトした。

アクスムでもっとも特徴的な遺構はステッレと呼ばれる1700年ほど前のオベリスク(巨石柱)で、エチオピアの人々にとって愛する祖国の象徴である。いちばん多く残る北ステッレ公園に立つエザナ王のステッレは全高24 m、長さでは33 mの大ステッレが1番目ではあるものの、後者は建設中に倒れて壊れたと伝わるとおり地面に横たわっている。イタリア軍駐留時代の1937年に国外に持ち出されたアクスムのオベリスクは、エチオピアが国際連合を介して交渉を続けて2005年に戻されると、再建工事を施され2008年7月31日に完成した。2番目に高いエザナ王のステッレについでさらに3基が立つ。ステッレとは墓標だったようであり側面に建物を思わせる窓型を彫り込み、また痕跡から鋳金の円盤を取り付け、そこにも建築的な要素の彫刻があったと考えられる。

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(Wikipediaより)

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